就職した

そういえばなんか就職して、大学の専任講師になりました。この不況のなか怪しい経歴の私を雇っていただきありがとうございます。大学は相変わらずどこも大学で、周りの同僚もどこか不思議な人しかいません。いちばんまともそうな先生のご趣味が日々ドラマを撮り溜めて1.5倍速で家族と見ることと聞いてから、もう大学でまともな人を探すのはやめることにしました。いつもお世話になっております。

今までと比して遠い土地に来ましたが飼い猫のトイックさんも一緒です。トイックさんの写真を事務の方に見せたら「かわいいですね〜」と言われたあと、事務室の冷蔵庫使っていいよと言われました。様子が変なのは先生だけじゃないんですね。いつも本当にお世話になっております。

毎日、週に数回ある講義の準備のため延々とワードファイルの資料とパワーポイントのスライドを作り続けて疲弊していますが、学生さんは基本的に良い方々で勉強させていただいております。正直、研究論文を書くことについては小説よりも適正があるのか、僕はなんとなくできてしまっているのですが、教える才能というものがあるわけではまったくありません。学生さんたちは高い学費を払って貧乏くじ引いてると言わざる得ない。いつもご迷惑おかけしております。

とりあえず、向上を胸に誓って、青い空に浮かぶ雲が流れて消えていきます。また落ち着いてきたら小説を書きたいと思います。いちおう論文も書くと思います。いろいろとお手数おかけしておりますが、どうぞよろしくお願い致します。